どこか懐かしい古き良きヨーロッパの香る哀愁のポルトガルの首都。レトロな市電が急な坂道と狭い石畳の道をレールの音をきしませながらゴトゴトとに走る。
路地裏の住宅地も路線があるのが面白い。下町を歩けば洗濯物が風でなびいき、イワシを炭で焼く煙が漂ってくる。
観光客がまばらになった深夜に聴くファド。切ないギターの音色とシニョーラの哀愁の歌声。
日本では失いつつある物質的でない精神的に豊かな暮らしがここでは息づいている。世界で最も好きな首都。
リスボンから電車で北へ40〜50分の深い緑の森の町。
7〜8世紀、ムーア人によって山頂に築かれた城跡。
当時のムーア人と同じく山道を自分の足で登られることをオススメしたい。流れる汗を山頂を流れる強風がやさしく包んでくれる。
城壁の塔から見おろす眺望は、何故か遠い昔の栄華に思いを馳せる。
リスボンの西、太陽の海岸と呼ばれる美しいビーチ。ポルトガル一大きいカジノもあるヨーロッパ有数のリゾート地。
ビーチ周辺は観光客向けレストランばかりなので、歩いて地元向けの定食屋を探す。日射しの中を歩くこと1時間。小さな市場を発見。
市場内にある食堂で地元労働者に混じりランチをとる。素朴な塩焼きアジがたまらなく美味い!
歩いた甲斐があり、味も値段も満足でした。
ポルトガル第三の工業都市らしいが、街並は普通の地方といった感じ。
とりあえずフェリー(矢切の渡し的)で対岸のトロイア半島に渡る。美しい海と白浜が広がり、リゾートマンションが建ち並び、バカンスを楽しむ人々で溢れていた。
リスボンからフェリーで対岸に渡り、ローカルバスに揺られ2時間ほど走ると田舎町アゼイタオンに着いた。
モスカテル・ワインで有名なワインセラー「Jose Maria da Fonseca」を見学。リスボンの宿で晩酌用にモスカテルワイン1本を購入。
田園風景の中にあるローマ時代の城壁で囲まれた世界遺産の町。
さすが世界遺産、しかし同時に観光地。Y.H.は満員だった。YHに大型ザックを預かってもらい宿探し。これが以外に手間取った。暑い上に初めての地。手頃な宿は全て満室。
物価が高い町だ。宿探しに翻弄する。
長距離バスで一気にポルトガル最南端へ。しかし、ヨーロッパの長距離バスは冷房ががんがん効いているのだろう。 Tシャツにショートパンツでいることは不可能だ。外は激しく暑いのに、バスの中では長ズボンにウィンドウブレーカーだ。
それでも寒いのでトイレが近くなる。1時間ぐらいごとに停車するので、ダッシュでトイレに走る。 車内アナウンスはポルトガル語のみなので、ドライバーやまわりの乗客に何分停車するのか確認するのにドキドキものだった。
南岸リゾートの中心として賑わうファーロ。線路沿いに広がっているのは大西洋かと思っていたら塩田だった。街の両替屋が素晴らしいレートだった。
歴史のある南部リゾート地。城壁で囲まれた中心街の外に出ると新興住宅地が広がっていた。
大西洋の岸壁沿いに続く小道を海パン一丁で炎天下歩く。田舎町なので油断していたのか、深夜宿に帰る途中引ったくりに遭う。しかし、怪しいスペイン語で罵声を浴びせ激退する。
紀元前ギリシャ人によって築かれその後ローマ人・ムーア人も居住し、15世紀には重要な港だった歴史ある小さな町。
南部リゾートエリアでは素朴で静かなたたずまいが気に入った。
レンタバイクを借り、山・川・海をサイクリングする。
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