あくまでも一般的ですが、ホテル・空港・駅・街の両替所(カンビオ)・銀行の順に両替レートが良くなります。
両替レートの他に「手数料」を必ず確認する事。レートが良くても手数料を取れるところもあります。
銀行や両替所によって差がかなりありますので常日頃チェックしておくといいです。
ポルトガルは銀行よりも街の両替所のほうがレート良しです。スペインではバスク系のビルバオ・バンクがオススメです。
「世界の車窓から」の世界で旅情たっぷりなのが鉄道。コンパートメントで見知らぬ人とおしゃべりや情報交換が魅力です。
お菓子や地元の食べ物のお裾分けもうれしい。(飲み物は眠り薬入りの危険性もあるのでご注意)
狭いバスと違い車内と歩いて気分転換出来るし、トイレが完備されているのがうれしい。安心してビールが飲めます。
ちょっと古い車両といい加減と言われるラテン国の鉄道ダイヤ。数十分の遅れは当たり前。
そんなルーズな鉄道ですが、以外にもスペインが一番優秀でした。ほとんど時刻に運行されローカル線も車両が新しくきれいです。
残念なのが、車両ボディはNYの地下鉄みたいにスプレーで落書きをがんがん書かれていました。
鉄道は近代に出来たので、駅は町はずれにあります。ちょっと不便なのが玉にキズですね。
2等寝台(クシェット)は、基本的に冷房なしのコンパートメントに3段ベットが2つの6人定員。スペインは何と冷房付きの定員4人でした。
疲れていても必ず同室の客とは挨拶し、コミュニケーションを図っておいた方がいいです。どういう人間かまったく分からないのはお互いに恐いもの。
車内は蒸し暑いのと他の乗客が騒いでいますので、寝るタイミングをつかむことが大事です。消灯時間は0時あたりが目安。 夜中遅くまで電気をつけて話をしている若者達がいますが、疲れていることを伝え消灯してもらおう。
荷物はいかなる時でも気にかけるように。切符を買う時・時刻表を見ている時・トイレ・車内など、一瞬の不注意が命取り。置き引きはやられる方が悪いというのが向こうでは常識なのです。
乗車前に駅で必ず切符に刻印をするのを忘れずに。
鉄道よりも安く、バスターミナルが町の中心にあるのでアクセスに便利。小さな町や村にも行け、町中を通るので人々の生活を眺められます。
鉄道窓口よりかなり空いているので、切符購入も楽。鉄道だと乗り換えが必要な街にもダイレクトで行ける便も多いです。
私はよくバスを利用しました。
しかし、難点はまず窮屈。そして、日本の高速バスと違いトイレが完備されていません。
1〜2時間おきにバス停やトイレ休憩がありますが、強烈な冷房の効いた車内にいるとトイレがやたら近くなります。乗車前のビールやコーヒーを控えた方がいいかも。
よく夜行バスを使用しましたが、狭さ・寒さ・いびきで熟睡出来ない事を覚悟です。
国際バスなどの夜行は早朝(まだ夜?)に到着する便が多いです。ヨーロッパの朝晩はかなり冷えます。 主要な街でもベンチと屋根だけの質素なバス停に降ろされる事が多いので防寒対策を。カフェが目覚めるまでじっと我慢でした。
安くて便利なのが地下鉄。
しかし、犯罪のポイント(主にスリ)なので注意です。切符売場の前で財布を出し入れしている姿を遠くから見られていることがあります。
あらかじめ小銭をポケットに入れて手に握りしめておくとスムーズに切符が買えます。
相手は複数で行動します。エスカレータや出入り口で前後を挟まれてすられたり、混雑時の乗下車の時が危険です。
リックやバックは前にぶら下げて歩きましょう。
日本でホテルといえば安ホテルから高級ホテルまで総称してますが、ヨーロッパでホテルと言えば中級以上のグレードを指します。星の数がグレードを表し星が多いほど高級。
私やバックパッカーが利用するのはペンシオン・ペンショーネ・ペンサオン・オスタル・アルベルゴというクラスの庶民的宿。これらも星数が多いほどグレードが上がります。5つ星は立派な下手なホテルより上です。
安宿街はダウンタウン・駅・バスターミナル周辺に多く、駅にあるホテルインフォメーションはホテルクラスしか扱かいません。 まれに掘り出し情報が得られる事もあるので、相場情報収集目的で寄ってみるといいでしょう。
駅から(i)へ移動中、散歩中、バスに乗っているとき、常にホテル・美味しそうなレストラン・銀行などチェックする癖をつけておくといざというとき役に立ちます。
ツーリストインフォメーション(i)で目星をつけたら行動開始。ホテルの入口に星数と値段表が掲示しているところもあるので、いいなと思ったらフロントに聞いてみましょう。
言葉が不安な人でも単語を並べれば通じます。いつ、何人、バス有りか無しか。現地語で元気良く挨拶すると好印象。
予算内ならば 部屋のチェック。一緒もしくは鍵をもらい一人で部屋へ確認します。
広さ・清潔さ・安全さ(鍵)・眺め・防音具合・シャワー付きならお湯が出るか、エアコン有りかをすばやく確認。
納得すればお金を前払いしチェックイン。パスポート掲示や預かりの宿もあります。
部屋代ですが駄目元でも値切りましょう。シーズン・オフの田舎町と連泊するとディスカウント成功率高いです。ただし、あくまでも低姿勢で。
もし、気に入らなければ、礼を言って次を探しましょう。
よく見かける(i)マーク。まさにバックパッカーの灯台的存在。街の情報が無料で手に入ります。
駅に着いたら(i)探しから始まります。 町の中心部(まれに駅にも)にあるので街の中心を目指しましょう。バスターミナルは町の中心にあり、
(i)はバスターミナル付近にある事が多いです。小さな田舎町にでもあるので心強い。
安宿、インターネットカフェ、おすすめのレストランなどなんでも聞いちゃいましょう。セビージャのメインの(i)は今回の旅で一番親切でフレンドリー。
旅行会社のカウンターみたいに座りながらいろいろ細かく教えてくれました。
初めての町で頼りになるの相棒が地図。(i)で貰える地図は優秀なものが多いですが,間違いやものすごく見づらいものもあるので用注意です。 この地図怪しいなと感じたらすぐ人に聞いた方が無難です。
都市ではバスが便利。バスの路線図があると目的地に行くバスが何番なのか分かるので(i)かバスの切符売り場でゲットしよう。歩き疲れたら路線バスの旅も面白いです。
道に迷わない為のポイント。常に東西南北を意識して歩きましょう。大きな建物、昼間なら太陽の位置などを目印にするといいです。
くねくねと曲がった路地裏は迷路のよう。方向感覚は簡単に狂います。セビージャとバルセロナでは初めてロストしました。
気に入った店などあれば, どんどん地図に書き込むといいですね。くしゃくしゃになった地図が旅の思い出になります。
今でも地図を見るとその時の暑さ・喧噪・匂いなどを思い出します。
スペインは食事時間が他の国より遅いです。ランチは14時、夕食は21時からが始まります。スペイン滞在が一番長かったのですっかりスパニッシュ・タイムに。
ツーリスト向けレストランは避けた方がベター。値段の割に美味くない店が多いからです。現地語以外で書かれたツーリスト・メニューが置いてある店はパスします。中を覗ける場合は客層で判断します。
郷は入れば郷に従えです。地元の一般人で賑わう店は、たいてい安くて美味い。言葉が分からなくてもチャレンジです。まわりの客をみて美味そうな料理ならこれ一つと頼めばOK。
もし嫌いな物があれば、最低限英語名かフランス名でメモしておきましょう。オーダーする前にメニューで確認するように。食べられない料理が出てきたら最悪ですものね。
ワインは安いですがビールは安くないです。必ず食事にハウスワイン・カラファ(デカンタ)を飲んでました。
ハウスワインは安くて(日本の1/4ぐらい)冷えていて暑い夏にぴったり。但しランチワインは酔いが早いですので注意(笑)。
場所にもよりますが、基本的に生水は飲まない方が賢明です。ほとんどのバックパッカーはミネラルウオーターを携帯してます。キオスクなどの売店よりもスーパーの方が安いのでおすすめ。
小さな町でも結構あります。大学があればその周辺がポイント。(i)でも聞いてみましょう。チラシがおいてある場合もあります。
受付でインターネットを使用したい旨を伝え、利用時間分のお金を払います。パソコンの番号とパスワードの書いた紙をくれますので、席に着いたらPCにパスワードを入力しログインします。
カウントが始まりインターネットに繋がります。料金は1時間300〜500円ぐらい。イタリアは他の国より高いです。チェーン店などプリペイドカードやメンバーになるとぐっと安くなります。モロッコは安かったですが、回線が安定せず繋がらない事も多々ありました。
防犯上公衆トイレが少ないヨーロッパ。
トイレは宿で済ませまる癖を付けた方がいいですね。 ショッピングセンター、デパート、ホテルが便利。
緊急時はカフェやバーに行きましょう。通常トイレに鍵がかかっているのでバーテンさんに声をかけて鍵をもらいます。
喉が乾いてなくても何か一杯注文するマナーも忘れずに。
「今日は(お早う,今晩は)」「ありがとう」「さようなら」最低限この3つは覚えたいです。この他に覚えておくと役に立つのが「好き」「愛してる」「美味しい」などなど。
さらにその地域の方言を1つでも話せば、故郷のプライド意識の高い彼等は、よそ者である東洋人でもあたたかく迎えてくれるでしょう。
英語はパブリックな場所ほど通じないと思ったほうがいいです。主要駅の窓口でも話せない職員が多かったです。一般の若い人は通じます。
YHとかバックパッカー同士の会話は英語なので、英語は話せた方が楽しいです。食材とか交通機関の単語をスペイン語またはフランス語で覚えておくと旅がスムーズになります。
他の言語でも綴りとか発音が似ているのでなんとなく予想がつくようになります。
極論を言うと現地語も英語も分からなくても大丈夫。
自分の意志を伝えたい何を言っているか聞き取りたいという気持ちがあれば日本語でも不思議と通じちゃうものです。
コミュニケーションとは意志の交換であり言葉じゃないのですよね!
コインランドリーは、大学がある街・大きなYHに多数あります。使い方は日本と同じです。友人宅にホームスティ中は彼の洗濯機を使用させてもらい、 それ以外はクリーニング屋を利用したのでコインランドリーは一度も使用しませんでした。
クリーニング屋の料金は目方制です。最小単位が5kgで¥700〜1000ぐらい。 洗濯に費やす時間・仕上げを考えると高くはないでしょう。私の5kgは約1週間分ぐらい。下着類は2日おきに着替えたので、クリーニング屋へは2週間ごとでした。
早い店は翌日仕上げですが、通常2〜3日はかかります。洗濯物が汗なので湿っているとその分重くなるので乾燥させてから持って行きました。 アンダルシアのコイン・ランドリーで、セルフ式と店員に委託する式がありました。値段は倍違いました。私は委託式にしました。
テレホンカードには電子カード形式と暗証番号カード形式があります。 入手先はキオスク・電話局・バー・タバコ屋などです。
電子カードは2タイプあり、icチップが埋め込まれている面を上にして挿入するタイプ(スペイン・ポルトガル・フランス)と、 一端が三角に切り込みがありそこを折って切り取り挿入するタイプ(イタリア)がありました。
スクラッチの暗証番号形式ははっきりいって面倒。スペインで買った初めてのテレホンカードがこれ。使い方を理解するのに時間がかかりました。 まず、スクラッチになっている部分を削り暗証番号を確認。その受話器を上げ暗証番号をプッシュ。英語かスペイン語でカード残数がアナウンスされ、
アナウンスが終わると相手の電話番号を押せるしくみ。もし電話番号を押し間違えたときは最初からやり直し。最悪・・・
長旅で体が疲れたときなど,秘書と休息を兼ねて映画鑑賞がおすすめ。日本未公開の最新ロードショーをやっています。吹き替えが現地語です。 よく分からないけど新鮮です。
料金は全席指定で¥600〜800。平日の昼間は空いているしエアコンの効いた館内は快適です。 フランス・ポーで1回(M・I・2)、リスボンで2回(シャンハイヌーン、60セカンズ)、バルセロナで1回(ザ・キッド)観ました。
映画好きならぜひ足を運んで下さい。日本よりいち早く観られますよ。
日本並に手続きは簡単。支払いはクレジットカードを使えばスムーズです。大手レンタカー会社よりも地元の会社の方が安い場合があります(乗り捨てが出来ませんが)。
イタリアを走る時は注意して下さい。本当に運転が荒いです。ほんとうにみんなせっかち。信号がかわる前にダッシュスタート。
追い越しも凄いです。制限速度を大幅にオーバーして走っていてもがんがん抜かれます。前車と車2台ぶん隙間があれば、割り込んできます。
対向車が来ようが、車線をまたぎがんがん抜いていきます。追い越し禁止も車線も関係ありません。
バイクでは走り屋の私でも呆れるぐらい飛ばします。そんなに急いで何処行くのですが、イタリアンの走りは熱いです。
無茶な運転が当たり前なので事故も多いです。もらい事故には気を付けましょう。君子危うきに近寄らずです!
車内盗難は日常茶飯事です。車内に荷物(カメラ・バック等)を置いてクルマから離れるのはやめましょう。たとえ5分の駐車でもです。
鍵をこじ開けられなかった場合は、窓ガラスを割って持っていきます。イタリアでは駐車する時カーステレオを外すぐらいです。
ポンコツとも言えるクルマでもまるごと盗まれることもしばしば。ほんの数分で鍵を開け走り去ってしまう彼等は盗みの天才。
イタリア人の友人はダッシュボードの奥に隠しキーを付けてました。そのキーをオンにしないとエンジンが始動しなのです。
命の次に大事なパスポート。格安航空券は再発行不可なので保管にはかなり気を使いましょう。万が一盗難に遭うと1週間は足止めを食います。 精神的・金銭的に痛いたいですよね。
基本的に安ホテル・民間のドミトリーホテルは信頼しないほうがいいです。 ウィーンの安ホテルに滞在中、鍵をかけた部屋に置いたおいた大型ザックをカッターで切られパスポート・航空券・カード・現金・TCを盗まれた可哀想な日本人バックパッカーに会いました。
ホテルの人間がグルらしいのですが証拠が無くて泣き寝入りだそうです。
日本人は全て金持ちというイメージから世界中で狙われていることを忘れないで下さい。
経験から日頃から気を付けている事を書きます。興味がある方だけ読んで下さい。
雰囲気、気配、陰気という言葉がありますよね。理由は分からないけど、何か陰気な所だなぁとか、虫の知らせ、いやな予感がしたとか経験はありませんか。私は人間の持つ動物的な本能が良くない雰囲気を感じていると思うのです。
風水では『気』を大切にします。陰気な場所は気が停滞しているので体に良くない影響を及ぼすそうです。
ホテル探しで部屋を見せてもらう時、路地裏を歩いている時、少しでもいやな感じがしたらその場を離れたほうが賢明です。
『気』を意識して行動していると自然に様々な気を感じられるようになってきます。危ないエリアに入り込まない、陰気なホテルには泊まらない、
怪しい気な人には近づかない、危ないクルマとは距離をおくなど、気はトラブルに近づかない為のセンサーのような気がします。
旅にアクシデントや不満はつきもの。空港・駅・ホテル・レストラン・タクシー・・・そのアクシデントを苦い思い出にするか、いい思い出に出来るかは交渉次第です。
言葉の壁を気にしたら交渉は出来ません。英語でも日本語でも強く主張すれば思いが通じます。
ラテンの国は言葉もゼスチャーも大げさですが、大げさで感情的な表現は有効です。しかし、理性を忘れ感情的だけになってはいけません。
チェスや将棋のように冷静に理論的に考えましょう。
お互い主張を譲らず平行線な時もあります。押してばかりでなく引いてみる事も必要です。相手の立場も気遣う余裕、お互いの妥協点を見つけようする姿勢も大切。
相手が悪いのに自分も非があったとあやまるのが日本の美徳ですが、海外では逆。先にあやまった方が非がある事になります。「sorry...」発言にはご注意を。
ヨーロッパはコネ社会です。使えるコネはどんな些細なものでも使いましょう。
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