素晴らしきバックパッカーの旅
WANDERING ABOUT EUROPE -02

素晴らしきバックパッカーの旅
33歳にして仕事を辞め、7月中旬から9月末までの2ヶ月半強烈な日射しが降り注ぐ真夏の南ヨーロッパを80リットルの大型ザックを背負い、Tシャツ・ショートパンツ・ウォーキングサンダル・サングラスとバックパッカーの王道スタイルで闊歩した。

◆旅費を節約するためトイレ・シャワー共同の安宿やYH(ユースホステル)に投宿し、移動も安い長距離バスや鉄道(2等)を利用。国境は何度も越えた。

◆街に着くとツーリスト・インフォメーションを探し街の地図と情報を入手。そして今宵の宿探し。この宿探しが一番重労働かも知れない。宿は経験と行動力と運次第で決まる。

◆YHが無い町や満室の場合はとにかく歩いて探す。良さそうな宿があれば手当たりしだい中に入って値段を聞く。予算以内なら部屋の中・バストイレ(共同が多かったが)を確認。気に入れば値切り交渉をして(成功すれば食事がグレードアップ♪)チェックインだ。

◆素敵な宿が見つかれば気持ちも足の疲れも軽くなる。重い物から解放されたらさっそく街の散策だ。ポケットには地図と少額の現金とデジカメ。パスポートは宿の信頼度(勘)により置いていく。

◆気温は今日も40度以上。炎天下の日向はくらくらする。が、一歩日陰に入るとからっとした風が心地いい。光と陰、まさに天国と地獄。いい構図が見つかるとシャッターを切る。

◆地元人で賑わい、旨そうな飯屋・飲み屋を見つけた。もち、入ってみる。地ワインと郷土料理に酔いしれる。昼食の後ならシエスタ(昼寝)だ。

◆ワインの酔いが抜けきれぬ黄昏時の夜の9時頃ベッドを抜け出し街に出る。ヨーロッパの夜はまだ明るい。YHのルームメイト達と食事や飲みに出かけることもある。

◆週1〜2回はインターネット・カフェでメールチェック。日本の友人達から送られてくる母国のニュースは、遠い異国の出来事に感じる。不思議な感覚だ。



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